『チ。ー地球の運動についてー』は実話?紹介感想記事書いて天を仰いだ件

  • 2021年5月16日
  • 2021年5月18日
  • 漫画
  • 0件
みどりの
おじさん
『チ。ー地球の運動についてー』の内容や見所はどんな感じ?実話なの?
『チ。ー地球の運動についてー』の感想は?面白いの?
本記事はそのような疑問にお答えするために、自己啓発本を一切読まず漫画ばかり読んでいるエイジが『チ。ー地球の運動についてー』の感想や内容について書かせていただきました。
興味のある方は是非ご一読ください。
※後半は多少のネタバレ含みますので未読の方はご注意下さい。

『チ。ー地球の運動についてー』は実話?どんな内容かご紹介


チ。―地球の運動について―(1) (ビッグコミックス)

皆さん、『チ。』という漫画をご存知ですか?

タイトルがまさかの『チ。』だけというインパクトと、本屋さんで平積みされていることも多いので気になってる方も多いと思います。

しかも帯にはマンガ大賞2021年第2位の文字が!!

かくいう私も気になっていた一人。まだ3巻までしか出てないということで、お求めやすく、発売されている3巻まで一気購入!

読んでみた第一声は‥

エイジ
この漫画アツすぎる!!
『チ。ー地球の運動についてー』は副題にもあるとおり地球の運動、つまり地動説について描かれた漫画なのですが、とにかくそこにある人間ドラマのアツさにやられました!
そんなわけで私も一気読みした『チ。ー地球の運動についてー』。まずはあらすじから紹介していきます。

『チ。ー地球の運動についてー』のあらすじ

動かせ 歴史を 心を 運命を ――星を。

舞台は15世紀のヨーロッパ。異端思想がガンガン火あぶりに処せられていた時代。
主人公の神童・ラファウは飛び級で入学する予定の大学において、当時一番重要とされていた神学の専攻を皆に期待されていた。
合理性を最も重んじるラファウにとってもそれは当然の選択であり、合理性に従っている限り世界は“チョロい”はずだった。
しかし、ある日ラファウの元に現れた謎の男が研究していたのは、異端思想ド真ン中の「ある真理」だった―

(※小学館公式サイト・『チ。ー地球の運動についてー』ページより引用)

ということで、あらすじにある「ある真理」こそがタイトル『チ。ー地球の運動についてー』にもあるとおり、地球の運動、つまりは「地動説」を指しています。
「地動説」と言われると難しい内容ではないかと思われるかもしれませんが、その点は全く問題ありません。
内容的にとても分かりやすく描かれているし、何よりこの作品において一番大切なのは地動説を理解することじゃないので‥。
エイジ
そう‥この漫画で感じるべきは人が生きるということのアツさ!!
妻・アイコ
まさに人の思いの強さ!その生き様に感動させられます!
煽り文句の「命を捨てても曲げられない信念があるか? 世界を敵に回しても貫きたい美学はあるか?」と言う言葉にも込められている通りキャラクターの言葉や行動の熱量は凄まじく、グイグイと物語へ引き込まれていきます。
著者の魚豊先生はWebでも話題になった漫画『ひゃくえむ。』の作者。ちなみにこの『ひゃくえむ。』めちゃくちゃアツい漫画ですので、興味のある方はぜひ。

→『ひゃくえむ。』をAmazonで読む

上記『ひゃくえむ。』にも言えることですが、作者の魚豊先生の作品はとにかく言葉の説得力がすごい。
『チ。ー地球の運動についてー』も濃い人間ドラマの中で力のある言葉にめちゃくちゃ心を揺さぶられます。
あらすじにもある通り、舞台は異端思想は即火あぶりという中世ヨーロッパ。そんな中でまさに命がけで「地動説」の立証に人生を捧げるという。
で‥読み進めるほどに、どうしても考えずにいられない一つの疑問。
エイジ
この『チ。ー地球の運動についてー』は果たして実話なのか?
ということ。
これは実際に読んでいただければ分かるとおり、作中では具体的な名称をあえて避けているため、史実をもとにしたフィクションと捉えるべきでしょう。
つまりガチの実話ではないけど、こんなことがあったのではないか?という作者さんの想像も混ざった物語ということ。
「何だ実話ではないのか」と思う人もいると思うのですが、私はそれは些細なことで漫画という表現においては、ぶっちゃけどうでもいいと思っています。
漫画においての良し悪しは作品が「面白い」か「面白くない」か。
そこへいくと『チ。ー地球の運動についてー』は圧倒的に面白い。
エイジ
マジで心にずしんと響く漫画なんです!!
ぜひ、骨太な感動を味わってみてください。

『チ。ー地球の運動についてー』感想記事書いて天を仰いだ件

そんなわけでここからは『チ。ー地球の運動についてー』3巻まで一気読みした感想を巻ごとの見どころポイントと合わせて綴っていきたいと思います。
ネタバレ含みますので未読の方はご注意ください。

『チ。ー地球の運動についてー・1巻』ネタバレ感想

1巻のポイント
・異端は拷問そして火あぶり、物語の背景がハードすぎた件
・今では当たり前の事実「地動説」にロマンを感じすぎて天を仰いだ件
・主人公の少年ラファの魂が揺さぶられる姿に震えた件
神を信仰する世界において、神の教えから外れる考えを持つ人間は異端として拷問を受け、最終的には火あぶりになるという物語の背景がキツい。冒頭からの残酷な拷問シーンに心をやられつつも特徴的な絵の迫力に世界観を植え付けられます。
今では地球の自転は当たり前のことですが、この時代は地球は世界の中心にあり太陽やその他の恒星が回っているという地球中心の「天動説」が神の教えであり真実。
そんな世界の中で主人公ラファが出会ってしまった「地動説」。初めてその考えに行き着いた瞬間これまでの価値観がひっくり返ってしまう。そんな驚きと感動に何度も天を仰ぎ夜空を眺めたくなります。ロマンがすぎる!
「地動説」の真実、その美しさに気づいてしまったラファ。これまでは世の中は馬鹿ばかりで「世界チョレー」と周囲の大人たちに優等生を演じてきた彼だったが「地動説」の真実を追い求める魅力に徐々に取り憑かれていきます。それが異端な考え方だと分かっていながら‥。
ラファが葛藤しながらも「地動説」の真実に魂を揺さぶられ、文字通り命を捨ててでも「地動説」を信じると決意をするシーンには、目を背けたい気持ちを凌ぐ圧倒的な感動でページをめくる手が震えました。
もうね、自分に置き換えてしまうんですよ。
今の時代、何を研究し何を発言するのも基本自由。ラファのように命をかけるシチュエーションなんてほぼ無いのですが。それでも自分に問わずにはいられない。「これまでの自分は果たしてここまでの情熱を持って何かに打ち込んだことはあったのか?」と。
この1巻を読んだら、ここで止めるわけにはいかず続きが気になってしょうがなくなります。
そして単純な私はやっぱり天を仰いで地球の運動を実感したくなる!!
文字通り、ものすごい引力を持った作品ですね。

『チ。ー地球の運動についてー・2巻』ネタバレ感想

2巻のポイント
・受け継がれる「地動説」と運命に巻き込まれるオクジーが夢も希望も無さすぎる件
・特別になりたい修道士パデーニが勉強熱心すぎる件
・オクジーとパデーニの出会いが世界を動かすことに期待しすぎる件
2巻の見どころは時を超えて受け継がれる「地動説」とその運命を託された人間の絶望と希望の狭間で揺れる信念の描写。
自分が信じるものを誰かに託せれば死もいとわない。むしろ笑って死ぬことができる生き様が凄まじいです。
民間警備組合に所属し決闘の代理を任される下層階級の代闘士オクジーはこの世に希望を見いだせず、死後の世界である天国に憧れを抱いて生きている。普段は仕事を淡々とこなしているが、一度スイッチが入ると卑屈さが止まることを知らないヤバい人。
そんなオクジーの取り柄は遥か遠くの物まで見える目の良さ。
彼は同僚のグラスとともに仕事で異端者の輸送に同行するが、異端者の「地球は天国よりも美しい」という言葉に心をうばれたグラスの背信に巻き込まれ、異端者の隠したある物を引き継ぐことになります。
信じるもののために笑って死んでいくグラス。思いを託されたオクジーの葛藤。そして半信半疑ながらも修道士パデーニを訪ねるオクジー。唯我独尊的なパデーニと臆病なオクジーの絡み、そしてパデーニの知識によって塗り替えられていくオクジーの固定観念が変わっていく様は必見です。
個人的にはオクジーの心の変化が夜空に反映される演出が好きすぎぎますね。オクジーの気持ちに応えるように輝くラストの見開き夜空がまた美しいこと。
自分もオグジーのように天を仰いで世界の美しさを実感したくなりますね。

『チ。ー地球の運動についてー・3巻』ネタバレ感想

3巻のポイント
・「天動説」を説く天文研究所の優秀すぎる少女ヨレンタの学習意欲が高すぎる件
・ヨレンタがオクジー、パデーニにスカウトされる展開が面白すぎる件
・「天動説」を唱えるビャスト伯に「地動説」で論破する描写がエモすぎる件
14歳の若さで天文研究所に入所できるほど優秀でありながらも、女であることを理由に研究会に参加することすらできず、論文さえも自分の名前で発表することができない少女ヨレンタ。
ヨレンタが研究所で差別される様が、まさに現代における差別社会とシンクロ。そしてその中で犯罪紛いの行動をしてでも知識を得ようとするヨレンタちゃんヤバいな。
『チ。』はこうした異常ともいえる探究心を遂行するぶっとんだキャラが多数出てくるのも見どころですね。
そんなヨレンタが、パデーニが「地動説」を理解できる協力者を探す仕掛けに乗ってくる展開はとても面白く見応えがあります。
そしてヨレンタの手引きで彼女が務める天文研究所の資料を借りるために長であるビャスト伯に「地動説」を認めさせるシーン。人類の歴史をひっくり返すシーンは最高にエモいです。
2000年の悠久の時を覆す「地動説」をビャスト伯は理屈では認めているのに心がそれを許さない。
わかるなぁ‥。今の政治でも世の中にも、こういうことはたくさんあるし間違いを認めるだけならまだしも、それを正すために行動するには心が伴わないとできないんですよね。
つくづくアツい漫画だよなぁ‥と思う。
そして最終ページ、時が経過した描写と新しい世界に太陽が昇る。
2021年6月末に発売予定の4巻がどんな展開になるのかひたすら楽しみですね。

まとめ

『チ。ー地球の運動についてー』の紹介&感想記事を最後まで読んでいただきありがとうございました!

少しでも作品の面白さが伝わったなら幸いです。

『チ。ー地球の運動についてー』は「マンガ大賞2021第2位」を受賞しアニメ化も期待されるほど人気の漫画ですが、実写で映画化も期待できそうな内容なので、今後は是非メディア化のお知らせも期待したいと思います。

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